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概要
構造規模 | 木造 |
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エリア | 熊本市中央区 |
工事種別 | 戸建て |
施工面積 | 80㎡ |
施工前 |
築150余年そこに在り続けた建物。
2016年、多くの建物が全壊した熊本地震。当時、築140年を超えていたが倒壊せず、庭の井戸も枯れることなく、多くの人の生活の支えとなった。
これまでさまざまな光景を目にしてきたであろうその建物は、
柱や梁、家の中に残る古い道具、ひとつひとつから古の歴史を感じることができる空間となっていた。
施主様のお母様が大切に住み継いでこられたこの家で、これからは施主様ご夫婦も一緒に住まれるご予定で、改装のご依頼をいただきました。
キーワードは
”古民家の雰囲気を活かしつつ、暮らしやすい空間”
”古いものと新しいものがマッチする空間”
廊下や玄関部分はほとんど手を加えていませんが、その時々の職人さんの技が魅せる、趣のある空間になっています。
ASTERでは、畳を入れたり、既存空間に合わせて照明のセレクトをさせていただきました。
生活の中心である、リビングや水廻りは、一旦全て解体し、床壁天井の断熱工事と内窓を設置しました。
冬、とにかく寒いという古民家のデメリットを解消し、冬は暖かく、夏は涼しい快適な空間になりました。
150年を経ても尚、堂々たる姿の柱や梁は、何十年も前の改装で見えなくなっていましたが、今回の改装では、リビングの中心に見せるかたちで残すことに。
壁には漆喰を使ったり、木製建具のデザインや引手にこだわったりと、古い部分を再生しつつも、既存の古民家部分の雰囲気とマッチするよう計画をしています。
既存建具やフロアの塗装など、施主様のDIYも加わり、これから先、何十年も愛着を持って住み継いでいくことができる家になりました。
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