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築35年のマンションのリノベーション事例です。

“家では家族とのびのびすごしたい”という思いで物件を探して出会ったのは、

３方向が外部に面した風通しの良い115㎡の部屋。

下階には部屋がなく足音を気にして生活しなくてもよいことや、

なにより専門店が立ち並ぶ好きな街並みの中で生活できることを魅力に感じて購入を決意しました。

もともと４LDKに仕切られていた間取りは、個室２部屋はそのまま残しつつ残りをスケルトン状態に解体。

生活動線のシミュレーションを重ね、２つの回遊動線のある間取りへ作り変えました。

内装は中古マンションならではの躯体の質感は生かしながら、出来るだけ要素をそぎ落としたシンプルな仕上げを採用。

シンプルだからこそ素材感にはこだわって、暮らし始めたあとの生活感や住む人の個性を受け入れられる空間を目指しました。

キッチンは、扉を付けて隠す収納とよく使うものをさっと取り出すことが出来るオープンな収納のバランスを考えながらオリジナルで造作。

ダイニングテーブルの横には腰高の壁で囲まれた小さな目隠し空間をつくりました。

その空間をこどものおもちゃの収納スペースにしてみたり、デスクを置いてワークスペースにしてみたり、ドリンクカウンターのようにしてみたり、、、暮らしの中で変化していくあそびの空間になっています。

シンプルな箱の中に、これまで家族で愛用してきた家具や小物が入り、

さっそく個性が表れ始めています。