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RENOVATION JOURNAL vol.6 リノベーション計画_物件探しのコツ Ⅱ
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こんにちは。熊本のリノベーション専門会社ASTERです。
リノベーションに関する情報や、スタッフの日々を発信する「RENOVATION JOURNAL」
Vol.6のテーマは、物件探しのコツ後編。
ASTERに寄せられる物件探しの質問に、お答えしてみようと思います。
さて、まずは前回のおさらいから。
前回は、リノベーションにおける物件探しのチェック項目以下5点をご紹介しました。
① 共用部をチェックする
② 景観や近隣状況を見る
③ 躯体の構造を知る
④ 管理組合の規定を知る
⑤ 内装の劣化は気にしない
※前回の記事はこちら
上記以外にも、チェックする項目としてお客様から非常によくいただく質問があります。
それは「築何年ぐらいまで大丈夫ですか?」というもの。
明確に「築●年まではOKです」とお答えできれば良いのですが、建物の寿命には築年数だけではない複雑な条件が絡んでくるため、一概に年数だけで区切るのは難しかったりします。
ですが、購入の一つのヒントとして、覚えていただきたい基準があります。
1981年に施工された「新耐震基準」です。
耐震基準とは、地震に対して建物が安全であるための基準で、建築基準法によって定められています。
1981年に大きな改正が行われ「震度6強から7に達する程度の大規模地震でも倒壊は免れる」という2025年現在でも基準とされている耐震性能が義務付けられました。
改定後の「新耐震基準」に該当するのは、2025年現在、築44年以降の建物。
それよりも新しい物件であれば、新耐震基準を満たした建物として一定の目安になります。
(新耐震基準を満たした建物は、住宅ローン減税が適用されるという、資金面でのメリットもあります)
ただ、それよりも古いから絶対にダメかというと、そういう訳でもありません。
前回お話した通り、古くてもメンテナンス(修繕や補強)がきちんと行われていれば、長持ちする建物もたくさんあります。
ですから、もし「築年数以外は理想的」という物件に出会えた場合、古さを理由に諦めないでくださいね。
これまでの管理状況や周辺環境など、しっかり見極めた上で、物件を選んでいただけたらと思います!
とはいえ。これも前回お話しましたが、やっぱり自分たちだけで物件の良し悪しや管理状況などを判断し、購入の決断をするのは難しいですよね。
物件の状態をしっかりと確認し判断するために、物件探しの際は家づくりのパートナーに同行してもらうことをおすすめします。
物件探しのコツを2回にわたってお話ししてきましたが、ASTERでは、もうひとつ大切にしていることがあります。
それは、暮らしの優先順位。
私たちは、広告やSNSによって、思いのほか「こんな家がいい家」とイメージを刷り込まれているかもしれません。
日当たりが良い、南向き、暮らしやすいエリア、築浅 etc…
でも、本当にそうかな? 自分たちの暮らしを中心に考えたら、一般的なセオリーに当てはまっていなくても快適に暮らせるかも?
そんな視点で、運命の物件を探していただきたいと思うんです。
資金編でリノベ経験者として登場したASTERスタッフのSも、最初はもともと暮らしていたエリアにこだわり、広さや価格を基準に物件探しを進めていました。
でも、最終的に一番大事だと気づいたのは、愛犬と一緒に、すこやかな暮らしを営める家という条件でした。
そこで、一旦エリアは条件から外し、ペット可の物件を優先的にピックアップし直したところ、現在の住まいを見つけることができたそうです。
あなたが思い描く、理想の暮らし。どんな住空間で叶えたいですか?
さまざまな要素が詰まった物件探しの話。お読みいただき、ありがとうございました。
次回のテーマは、家づくりのパートナーの選び方。
最適な伴走者の探し方をお伝えできたらと思います。
それでは、また次回のJOURNALで。
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