News
お知らせ
JOURNAL
RENOVATION JOURNAL vol.9 続 物件探しのコツ_検索のポイント
Date :
こんにちは。熊本のリノベーション専門会社ASTERです。
リノベーションに関する情報や、スタッフの日々を発信する「RENOVATION JOURNAL」
今回のテーマは、ちょっと踏み込んだ中古物件探しのおはなし。
リノベーション専門会社の視点で、掘り下げていけたらと思います。
以前、JOURNAL Vol.5では、物件探しの際の5つのチェックポイントをご紹介しました。
① 共用部をチェックする
② 景観や近隣状況を見る
③ 躯体の構造を知る
④ 管理組合の規定を知る
⑤ 内装の劣化は気にしない
Vol.5の記事はこちら
今回はその一歩手前の、候補物件の探し方のコツをご紹介します。
中古物件探しのはじめの一歩は、自分がどんな物件を探したいのか理想の条件を考えてみることです。
どのエリアで暮らしたいのか?どのくらいの価格だと無理なく購入できるのか?どのくらいの広さが必要なのか?築年数は?……etc
何となく条件が見えてきたら、その条件でWEB上の不動産情報サイトで検索してみましょう。
条件によっては、物件が全然ヒットしない……なんてことも。
そんなときは、思い描いていたイメージよりも少しだけ条件を緩やかにすると、良い物件が見つかりやすくなるという裏技があるんです!
例えば、広さに関しては「今よりも広い家に住みたいから80㎡くらいが目安かな」という風に条件を決められていた場合。
そのイメージしていた「80㎡くらいの住まいでゆったりと暮らしたい」という夢、実は、やり方によっては70㎡台でも叶えられたりします。
他にも、例えば「リノベーションにお金をかけたいから、物件購入費用は○○万円くらいで抑えたい」と思っていたとして、
よく調べたら、物件自体の購入金額はオーバーするけれども、直前に水まわりの設備が新品になっていて、
結果的に工事のコストが抑えられ総額は変わらなかった…なんてケースも。
検索時点では、条件を緩めに設定しておくと、可能性が一気に広がるのでおすすめです。
実際に中古物件を購入したASTERスタッフも、
・希望エリアを広げて検索してみた
・戸建てに絞ってしまっていたけどマンションにも目を向けてみた
など、条件を少し変えて探してみたことで運命の物件に出会えた、という経験があります。
希望の条件に合う物件が複数みつかったら、押さえておきたい追加の項目をチェックして、候補の物件を絞っていきます。
まずはマンションの場合のチェックポイントから。
①管理費と修繕積立金と駐車場代
どちらも広さや築年数によって変わりますし、維持管理の面から考えても安ければ安いほど良いというわけでもないので、
一概に「○○円までなら適正」と言い切るのは難しいものです。
管理費、修繕組立金(車をお持ちの場合駐車場代)は、ローンが終わっても払い続ける必要がありますが、意外と見落としがち。
ローンと別に、毎月無理なく払っていけるか、しっかり確認しておくと安心です。
②(車をお持ちの場合)駐車場
敷地内の駐車場は空いているか。ない場合は近隣に借りられる駐車場があるか。
家から駐車場が遠いのって、思っているよりも不便なもの。車社会の熊本であれば特に、忘れずに確認しておきましょう。
③管理形態
分譲マンションには建物全体のオーナーがいないので、住民みんなで管理組合を運営し、マンションを管理していく必要があります。
そのマンション管理のやり方として、
完全に住民だけで管理する「自主管理」と、管理会社が組合と一緒に運営計画を立てる「全部委託」や「一部委託」があります。
どちらにもメリット・デメリットがありますが、おすすめは管理会社ありの「全部委託」や「一部委託」の運営。
マンション管理とひとことでいっても、その内容は事務管理、管理人業務、清掃業務、建物や設備の維持管理業務と多岐にわたります。
そのすべてを自分たちで行うとなると管理組合の労力が増えたり、場合によっては適切な維持管理ができなくなってしまう可能性があるためです。
とはいえ、自主管理でもきちんと運営されている場合もありますので「自主管理は絶対に避けるべき」というわけではありません。
まずは現地を尋ねてみて、きちんと管理組合が機能しているか、定期的な修繕が行われているか、確認してみると良いと思います。
次に戸建ての場合。検索だけではわからないたくさんの情報があるのが戸建ての物件探し。
戸建ての場合は、マンション以上に見るべきところが沢山あります。
実際に足を運んでみないと分らないところも多いので、候補物件を絞ったらプロへ相談しましょう。
以上が、候補物件の検索時点でのチェック項目です。
沢山項目を挙げてしまったので難しく感じてしまう部分もあるかもしれませんが、
あまり深く考えず、内覧へ行ってみるのも一つの手です。
実際に見てみることで、多少のデメリットが気にならなくなるくらいお気に入りの物件に出会えるかもしれません。
逆に、これまで気づいていなかった譲れない条件に気付くきっかけになることもなります。
はじめて物件を購入する人にとっては、面積や、築年数一つとっても何が正解なのかわからなくなってしまう物件探し。
わからないことや気になることが出てきたら、是非お気軽にご相談いただけたら嬉しいです。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、気に入った物件を訪れて実際に見学する際の、内覧のポイントをご紹介します。
それでは、また次回のJOURNALで。
他の記事はこちら
住空間の事例はこちら