News
お知らせ
JOURNAL
vol.14 フルリノベーション? 部分リノベーション?
Date :
こんにちは。熊本のリノベーション専門会社ASTERです。
リノベーションに関する情報や、スタッフの日々を発信する「ASTER RENOVAION JOURNAL(アスター・リノベーションジャーナル)」
今回は、リノベーションの規模や範囲の違いについて、私たちの考え方をまとめてみました。
リノベーションと聞くと、いったんお部屋をスケルトン(構造躯体だけの状態)に戻して、すべてを新しくつくり変える――
いわゆる「フルリノベーション」をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
けれど実際には「部分リノベーション」という選択肢もあり、ライフスタイルやご予算に合わせて、さまざまな計画が可能です。
そもそも、このふたつは何が違うのでしょう。
言葉の定義はさまざまですが、ASTERでは分かりやすいよう、次のように使い分けています。
フルリノベーション:占有部分を一旦すべて壊し、間取り全体をつくり変えること
部分リノベーション:LDKや寝室など、一部の空間に限って間取りを変えること(=一部は既存を活かすこと)
フルリノベーションは、間取りや内装をゼロから自由に決めることができますが、工事範囲が広いため、コストも大きくなりやすい。
一方で部分リノベーションは、構造や既存の状態を活かすため自由度は低くなりますが、その分コストを抑えやすいのが特徴です。
ひとつ頭に留めておきたいのは、どちらを選択しても「間取りを変えさえすれば、住みやすい家になる」とは限らないということです。
断熱や設備の性能、使い勝手の向上、パーツのデザインなど、快適に暮らすための要素(予算をかけたい要素とも言い換えられます)は多岐にわたりますし、何を優先するかの価値基準は人それぞれ。
スケルトンからのフルリノベーションでなくても、空間や機能を美しく再編集することは充分に可能です。
例えば、ゲストルームの間取りは変えず、クロスと床だけを張り替える。
内装のトーンや質感が変わるだけで、お部屋の印象はガラリと変わります。
また、お子さまの個室はそのまま残し、数年後、本格的にお部屋を使われるタイミングで、子ども部屋と収納の追加リノベーションをご依頼いただいた事例もあります。
ライフスタイルや家族構成、ライフステージに合わせて、メンテナンスをするようにリノベを取り入れることもできるんです。
ちなみに、リノベやリフォームといえば、水まわりの改装を想像される方も少なくないかと思いますが、
水まわりを変えずに間取りの一部と内装のみをリノベーションし、理想の暮らしを実現される方もいらっしゃいます。
その一例が、弊社の施工事例にも掲載させていただいた「シャトーM」のオーナー様ご夫妻です。
施工事例「シャトーM」はこちら
マンション購入前からご相談くださっていたおふたり。
広さも立地も抜群の物件に出会ったものの、物件価格が想定よりも高めでした。
そこで、リノベーションの範囲を絞ることで、予算を調整することに。
水まわりはきれいな状態だったため、そのまま活かして内装の雰囲気を一新、
- ウォークインクローゼットを新設する。
- 和室をなくしてLDKを拡大する。
主にこの2点に絞ってリノベーションを進めた結果、新設したクローゼットと通路で動線が大きく向上。
愛着の湧くアイテムに囲まれた住まいが完成しました。
どんな暮らしをしたいか? 優先順位は何か? 物件選びの段階から意識しておくことが、後悔しないリノベの第一歩。
私たちもその思いに寄り添いながら、何度でもプランのご提案を重ねています。
フルリノベーションも、部分リノベーションも、どちらが正解ということはありません。
自分らしく快適な暮らしにフィットする方法を、一緒に見つけていきましょう。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、自分らしい間取りを導き出す方法について、ご紹介できたらと思っています。
それでは、また次回のJOURNALで。
他の記事はこちら
住空間の事例はこちら