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vol.16 フルリノベーションの事例 −1LDK+αで6人家族が快適に暮らす間取り−
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こんにちは。熊本のリノベーション専門会社ASTERです。
リノベーションに関する情報や、スタッフの日々を発信する「ASTER RENOVAION JOURNAL(アスター・リノベーションジャーナル)」
今回vol.16は、とても個性的な間取りで暮らす、とあるご家族のお住まいをご紹介します。
ある日、私たちのもとに「4DKのマンションを、快適に暮らせる1LDKにリノベーションしたい」というご相談がありました。
ご家族構成は、ご夫婦とお子さま4人。合計6人で暮らす住まいです。
もともとは15年前、当時築22年で購入された中古マンションでしたが、
Nさんファミリーは住み慣れた空間だからこそ「こんな風に暮らしたい」というイメージを、とても具体的にお持ちでした。
一般的に考えると、4DKを生かして可能な限り個室をつくる、という方向に進みそうなものですが…。
Nさんはまったく逆の発想でした。
思い切って広々としたLDKを中心に据え、寝室は全員一緒に。
巨大な2段ベッドのような、ドミトリー風の寝室をつくることにしたのです。
最初にご要望を伺ったとき、私自身とても驚きましたが、
同時に「家族のかたち」に寄り添った素敵な選択だと感じました。
もちろん、ただ大胆なだけではなく、暮らしやすさを考え抜いた工夫が随所に散りばめられています。
たとえば、家族全員の衣類を収納できる大容量のウォークスルークローゼット。
洗濯機と乾燥機は脱衣所にまとめ、すぐ隣に物干しスペース、そのままクローゼットへ――という抜群の動線が整っています。
日々の洗濯がとてもスムーズになり、家事の負担もぐっと軽減されたそうです。
また、玄関には大きな靴箱を設け、
靴だけでなく生活雑貨のストックも収納できるように。
LDKには造作キッチンと一体化したカウンターを備え、
ダイニングテーブルを置かなくても食事ができます。
玄関から続くモルタルの土間には、ピアノや水槽を置けるフリースペースもあり、
家族の趣味や暮らし方に合わせて自由に使える場所となっています。
「ちょっとだけ1人になりたい」
そんな気分になったときのリラックススペースとしても、欠かせないそうです。
こういった、必須ではないけれど「あると嬉しい」空間が、
生活をより豊かにしてくれることを、改めて感じさせられました。
この事例をご紹介すると「小さいお子さんなら一緒の寝室でもいいけれど、思春期以降は難しいのでは?」という反応をいただくことがあります。
ですが実際には、Nさまのお子さまは小学校高学年から大学生。
むしろ幼い頃よりも今の年齢だからこそ、お互いに理解し合い、心地よく同じ空間を共有できているのかもしれません。
家族の数だけ住まい方がある――そんなことを強く実感させてくれる、とても印象的なリノベーション事例です。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、部分リノベーションで自分らしい暮らしを叶えた、いくつかの事例をご紹介させていただこうと思います。
それでは、また次回のJOURNALで。
この事例を詳しくご覧になりたい方はこちら(1LDK+)
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