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vol.19新モデルルーム進行中 −暮らしを支える間取りの工夫−

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こんにちは。熊本のリノベーション専門会社ASTERです。

リノベーションに関する情報や、スタッフの日々を発信する「ASTER RENOVAION JOURNAL(アスター・リノベーションジャーナル)」

 

今回のJOURNALvol.19でも前回に引き続き、新しいモデルルームをご紹介します。

今回のテーマは、リノベ費用や将来的な資産価値、そして間取りの工夫。

「いくらで、どこまでできるのか」「築古の中古マンションにどんな価値を見出せるのか」

日々お客さまから寄せられる疑問に、実際のプロジェクトを通してお答えしていきます。

 

工事が進み、住まいの輪郭が見えてきたモデルルーム。

 

今回のモデルルームは、築45年のRC造マンションを舞台にしています。

 

築年数だけ見るとかなり古いマンションという印象がありますが、この物件には、資産価値の面で大きな魅力があります。

周辺は落ち着いた住宅地で、中心市街地に近く、将来的に売却や住み替えを考えたときも評価が安定しやすいエリアです。

 

また、近年はヴィンテージマンションという言葉も定着してきました。

この建物も「優良建築物」として認定されています。

外観は味わいを残しながら、内装や設備を刷新することで新しい価値を生み出せる——。

そうした考え方が、熊本でも少しずつ注目され始めているのです。

都心部に比べれば数は少ないものの、熊本にもこうした良質なストックが確実に存在しています。

 

 

気になる間取りは、4LDKから3LDKに変更しました。

和室をなくし、リビングを中心とした配置を再編集。

ASTERのリノベーションでは「もっと大胆に変えていると思った」というお声を聞くことが多々ありますが、実はこの物件も、間取りは大きく手を加えていません。

 

理由はシンプルで、もともとの間取りに少し手を加えるだけでも、暮らしやすい間取りになると思ったから。

「削る」より「残す」をテーマに、暮らしのリズムを整え、家全体が呼吸するような動線をつくりました。

 

風が通り抜けるLDKと廊下、個室の関係性はそのままに。

キッチンは、動線を広く取り、料理や配膳がスムーズに行えるように整えました。

水まわりには壊せない壁や動かせない配管など、構造上の制約もありましたが、そこは納まりや照明計画で自然に見せる工夫を。

浴室から洗面、洗濯、リビング裏のウォークスルークローゼットへと続く家事動線もスムーズに、最小限の変更で暮らしやすさと美しさを両立しています。

 

また、収納は「見せない」を基本に。

ウォーターサーバーや家電を扉の中に収め、生活感をやわらかく隠しました。

天井にはできるだけ機器を付けず、火災報知器や照明などもミリ単位で位置を調整。

「細かい部分も丁寧に」を意識して工事を進めています。

 

窓はすべて二重サッシを取り付け、遮音と断熱性能を確保しています。

築年数を重ねた建物でも、計画的に断熱を施せばしっかり快適に暮らせる。

そのことを体感していただける空間になっているかと思います。

 

 

必要な部分だけを整え、暮らしに寄り添う適度なリノベーションを体現。

 

モデルルームづくりで大切なのは、「誰のための住まいか」を明確に描くこと。

今回は、ご夫婦がふたりで暮らす「セカンドステージの住まい」を思い浮かべ、間取りはもちろん、照明・収納計画に至るまでていねいに詰めていきました。

 

現在、このモデルルームでは期間限定の完成見学会(事前予約制)を、毎週土曜日に開催中です。

築45年のマンションが、どのように今の暮らしにフィットする空間へと生まれ変わったのか。

写真では伝わらない空気感や周辺の環境、動線の工夫など、ぜひ現地でご体感ください。

 

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今回もお読みいただき、ありがとうございました。

 

次回は、いよいよ完成直前!

ASTERの現在地が見える、最新の素材選びやインテリア、納まりの工夫についてお話しできればと思います。

 

それでは、また次回のJOURNALで。

 

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