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RENOVATION JOURNAL vol.22 フローリングのあれこれ。

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こんにちは。熊本のリノベーション専門会社ASTERです。

リノベーションに関する情報や、スタッフの日々を発信する「ASTER RENOVAION JOURNAL(アスター・リノベーションジャーナル)」

今回vol.22では、打ち合わせの中でもご質問をいただく機会の多いフローリングについて、私たちが日々お伝えしていることをまとめてみたいと思います。

 

 

みなさまご存じの通り、フローリング材といってもたくさんの種類があります。

その中でも私たちがおすすめしているのが、“天然木のフローリング”。

 

“天然木の質感のフローリング”にも、無垢、挽板(ひきいた)、突板(つきいた)の3種類があります。

 

無垢フローリングは、一本の木から切り出した一枚板。

挽板フローリングは、合板の上に2〜3mmと厚めの無垢材を貼ったもの。

突板フローリングは、挽板よりも、さらに薄い無垢材(0.2~0.6㎜)を貼ったもの。

 

見た目だけではプロでも見分けがつかないものもあるくらい、どれもきれいな木目をしていますが、構造が違う分、性質も少しずつ異なります。

さっそく、それぞれのメリット&デメリットを見ていきましょう。

 

無垢フローリングの魅力は、なんといっても質感の良さ。

木そのものの感触、風合いをもっとも強く感じることができます。

一方で、全て天然の物だからこそ温度や湿度の変化による収縮や反りが生じやすいという一面も。

継ぎ目が少し開いたり、押し合って盛り上がったりすることもあります。

そのため施工時に、大工さんがあえて隙間をあけて床材を貼るなど、木の動きを見越した調整を行います。

「木と暮らす」という感覚で、経年変化も愛おしみながら暮らしたい方におすすめです。

 

一枚板を贅沢に使用した無垢材。

 

続いて、挽板フローリングをご紹介します。

最近、ASTER では多くの物件で、この挽板フローリングを採用しています。

合板の上に2〜3mmの無垢材が貼られた構造で、見た目は無垢とほとんど変わりません。

メリットは、無垢と比べて収縮や反りが出にくいこと。

同グレードの素材であれば、無垢よりもコストを抑えやすいこと。

また、無垢と同様、表面にしっかりとした厚みがあるため、軽い傷なら補修が可能であること。

などなど、安定性と質感のバランスに優れています。

九品寺にある ASTERのモデルルームで使用している幅広タイプのフローリングも挽板フローリングです。

 

質感の良さとメンテナンス性、コストカットを両立できる挽板。今後も需要が増えそうです。

 

最後に、突板フローリングについて。

突板は挽板よりもさらに表面の無垢材の層が薄く、挽板が2〜3mm程度の厚みを持っているのに対して、突板は1mm以下。

その分、無垢や挽き板に比べて価格は抑えやすいです。

ですが、フローリング同士の継ぎ目の表情が挽板や無垢と比べると少し気になりやすいこと。

厚みがないため、傷が入ったときに削って補修する対応がほとんどできないこと。

といった課題があります。

 

ASTER では、基本的に無垢や挽板を中心に使うことが多いのですが、コスト調整が必要な個室などに突板を使うこともあります。

どれが良い悪いではなく、大切なのは、それぞれの性質と暮らしとの相性を知って選ぶこと。

そのお部屋の機能に最適な素材選びを、お手伝いできればと思っています。

 

個室に突板フローリングを採用した事例。

 

 

ここまで、無垢、挽き板、突板とフローリングの種類をご紹介しましたが、

フローリングは樹種によってもそれぞれ特徴が異なります。

 

床材を選ぶとき、多くの方が最初の入口にされるのが見た目の好みです。

打ち合わせでも、サンプルを見ながら「この色味が好き」「この節の感じがいい」といった会話がよく交わされます。

 

ちなみに、ASTERでもっとも登場回数が多いのは、オーク材です。

彩度の低いベージュとブラウンの中間色で、何ともいえない落ち着いた雰囲気に仕上がります。

ところどころにオーク材特有の虎斑という小さな木目が入っているのも特徴です。

木の中では硬い素材なので、比較的傷が入りにくいという利点もあります。

 

オーク材のフローリング。重すぎず軽すぎず、飽きのこない空間に。

 

一方で、パインやスギは柔らかい木に分類されます。

実際にお住まいの方も「毎日傷が増えていきます」と笑いながらお話しされていましたが、それだけ肌あたりがやさしく、ずっと立っていても疲れにくいという良さがあります。

明るい色味で、パインならラフで可愛らしい雰囲気、スギなら和の空気感をまとった空間に。

 

もう少し落ち着いたトーンや重厚感を出したいときに選ばれるのが、ウォルナットやチークといった木種たちです。

ウォルナットは、ぐっと濃いブラウンで、木目もしっかりと表情豊か。

最近では、チーク材を採用したプロジェクトもありました。

赤茶色がかったブラウンで、暗すぎず明るすぎず、その中間の色味を気に入ってセレクトされました。

チークは寸法が安定しやすく、昔から「三大銘木」として家具などにも使われてきた、高級感のある素材でもあります。

 

ほかにも、現在計画中の物件では、ホワイトアッシュという明るい木を採用予定です。

完成したら改めてJOURNALでご紹介したいと思っていますので、お楽しみに。

 

からりと明るい雰囲気になる、パイン材。やわらかな風合い、節目の模様も魅力です。

 

木の床は、時間とともに変化していく素材です。

どの木も少しずつ、日差しや暮らしに応じて表情を変えていきます。

補修によって新品に近い状態を取り戻すことも可能ですが、床の日焼けや小さな傷も「失敗」ではなく、そこで過ごした時間の積み重ねとして楽しんでいただけたらうれしいです。

 

また、床はお部屋の中で面積の大きな「背景」になります。

床材の色や木目によって、空間の印象はガラリと変わります。

 

もちろん、反りにくさやメンテナンス性、コストといった要素も大切です。

ですが、「いろいろ聞いたうえで、やっぱりこれが好き」と、心が動いた床材を選ばれるのも良いと思っています。

 

重厚感のあるウォルナットを採用した事例

 

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回のJOURNALで。

 

 

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