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RENOVATION JOURNAL vol.23 続・フローリングのあれこれ。
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こんにちは。熊本のリノベーション専門会社ASTERです。
リノベーションに関する情報や、スタッフの日々を発信する「ASTER RENOVAION JOURNAL(アスター・リノベーションジャーナル)」
今回は、vol.22「フローリングのあれこれ」に続きまして、フローリングの塗装についてご紹介します。
同じ木でも仕上げ方ひとつで変わる床の表情と、暮らしの関係をひもといてみましょう。

床材の仕上げには、大きく分けてオイル系塗装、ウレタン系塗装の2種類があります。
無垢フローリングの仕上げとしてASTERでこれまで多く選ばれてきたのが、オイル系の塗料を使った塗装です。
オイル塗装の大きな特徴は、表面をコーティングするのではなく木の内部まで塗料が染み込んでいくこと。
木そのものの呼吸を妨げず、無垢材らしい質感を残した仕上がりになります。
肌触りもやわらかで、素足で歩くと何ともいえない心地よさ。
「家の中では素足でくつろぎたい」という方に、特におすすめです。
また、オイル塗装のもうひとつの魅力は、自分でメンテナンスができること。
塗膜をつくっていないため、万が一シミができても気になる部分だけを軽く削り、塗り直すことができます。
一方で、使い始めの頃は木が乾燥しやすく、少しカサついた質感になることも。
そのため年に1回程度、オイルを塗り重ねるメンテナンスをおすすめしています。
このお手入れも回数を重ねるごとに頻度は少なくなり、少しずつ色味や風合いに深みが増していきます。
手をかけた分だけ、床が住まいになじんでいく——そんな経年変化を楽しめるのが、オイル塗装ならではの良さかもしれません。

もうひとつの選択肢が、ウレタン系の塗料を使った塗装です。
オイル塗装とは異なり、表面に塗膜をつくることで、水や汚れを弾く仕上がりになります。
フローリングの表層を覆うため、汚れがつきやすい場所でも、比較的安心して使えるのが特徴です。
ウレタン塗装というと、ツヤのある仕上がりをイメージされる方も多いかもしれませんが、最近では木の質感をできるだけ残した、ツヤ消しタイプも増えてきました。
無垢材の質感を損なわず、空間になじみやすい仕上がりを選べるようになっています。
性能面で見ると、汚れや水分の染み込みにくさはウレタン塗装のほうが高く、日常のお手入れに関しても特別なメンテナンスは必要ありません。
そのため、忙しい毎日の中でお掃除に時間をかけにくい方や、水まわりに近い場所では心強い選択肢に。
ASTERでは、これまでオイル塗装を多く採用してきましたが、ウレタン塗装の性能が向上してきたことで、使う場所や暮らし方に合わせて取り入れるご提案も増えてきました。
床材の仕上げは、見た目だけでなく、日々の過ごしやすさにも関わるもの。
無理なく続けられる選択かどうかを、住まい全体のバランスの中で考えていくことが大切だと思います。

現在のライフスタイルはもちろん、これからの使い方も想像しながら、無理のない仕上げを一緒に選んでいきましょう。
ちなみにオイル塗装の場合は、お引き渡しのタイミングでお客様ご自身にDIYで塗っていただくことも!
時間にすると2〜3時間ほど。家づくりの最後に手を動かしていただく時間は、特別な思い出になります。
無垢の床に直に触れ、ご自分自身の手で仕上げることで、自然と床や家全体への愛着が湧く。
そんな効果を感じられる方も少なくないようです。

フローリングの仕上げに、これが正解!という答えはありません。
木そのものの色を生かし、時間とともに風合いが深まっていく床もあれば、汚れや水に強く、日々の暮らしを気負わず支えてくれる床もあります。
どちらが良い悪いではなく、どんなふうに暮らしたいか、どんな時間を重ねていきたいかによって、選び方は変わっていくものだと感じています。
フローリングは仕上げや張り方を少し変えるだけでも、空間全体の印象が大きく変わります。
実際の事例写真を見ながら「この雰囲気、好きかも」と感じる感覚も大切にしてみてくださいね。
次回は、床から視線を上に移し、天井や壁の仕上げについてご紹介する予定です。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回のJOURNALで。

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