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築１７年、９４㎡のマンションのリノベーション事例です。

計画は、物件探しから始まりました。

広さ、立地、価格のバランスがちょうどよい一室と出会い、

そこからご家族の“こうしたい”をかたちにする家づくりがスタートしました。

間取りは話し合いを重ねて決定。

限られた空間のなかで、どのスペースにどのくらいの広さを確保するか、細やかに検討しました。

玄関から続く回遊動線は、日々の暮らしやすさを意識して計画。

シューズクローク、ウォークインクローゼット、そして手洗い・洗濯室へとスムーズにつながる様工夫されています。

土間部分には、ご主人の書斎スペースを設け、趣味の登山やキャンプ用品の収納も確保されています。

リビング・ダイニングは家族の時間をゆったり楽しめる広々とした空間に。

奥さまが憧れていたアンティークのダイニングセットも、

造作の水槽台とともにダイニングにバランスよくおさまっています。

リビングの一角には、音楽好きのご家族がオーディオやピアノを楽しめるスペースも。

和室には八代産い草を使ったこだわりの畳を敷き、

床の間には伝統的なしつらえを残しつつ、真鍮の床柱でさりげない個性がプラスされています。

壁に使った珪藻土や、タイルの質感、照明の配置等、目に見える部分のデザインにもこだわりつつ、

家の断熱性や設備機器の使いやすさなど、家としての性能も大切にしました。

「居心地がよくて、家にいたくなるようになりました。これからまだまだやりたいこともたくさんあります」とご夫婦。

自分たちの手で作り上げた空間に対する愛着が、日々の暮らしに温かい影響を与えています。

家族の「今」と「これから」を楽しむ住まいになりました。