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vol.15 間取りはどうやって決めたらいいの?

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こんにちは。熊本のリノベーション専門会社ASTERです。

 

リノベーションに関する情報や、スタッフの日々を発信する「ASTER RENOVAION JOURNAL(アスター・リノベーションジャーナル)」

 

今回は、リノベーションを考えるうえで、もっとも楽しく、もっとも悩ましい間取りについて考えてみたいと思います。

 

 

ライフスタイルは、人によって本当にさまざまです。

同じ面積でも「部屋数を絞ってゆったり暮らしたい」と希望される方がいれば「個室広さは狭くても良いから数をできるだけ確保したい」という方も。

リノベーションの良さは、そうしたご要望にあわせて、間取りを検討できるところにあります。

とはいえ「どう考えたらいいのか分からない」「何かヒントがあれば…」という声もちらほら。

 

そこで、お客様からいただくことが多いご要望を、いくつかご紹介したいと思います。

 

 

 

1. LDKを広くしたい

家族が長い時間をともに過ごす場所なので、快適に、広々と…というご要望。
隣接するお部屋もLDKに取り込んで、開放感のあるリビングを作ります。

 

 

 

↑LDK内にあった和室をリビングに取り込み、広いLEDを実現した事例
(こちらの事例を詳しく見たい方はコチラ“ito”)

2. 回遊性のある間取りにしたい
回遊性のある間取りとは、生活動線がスムーズになる様、行き止まりがなくくるくると行き来できるように設計された間取りのことです。

例えば、玄関↔収納↔洗面↔廊下をつなげたり、LDK↔収納↔寝室をつなげたり等々、、その人の暮らしの動線に合わせて計画することで暮らしやすい間取りを実現できます。

 

 

 

 

↑玄関↔シューズクローク ↔ ウォークインクローゼット↔寝室 ↔ LDKを回遊できるようにした事例。

ワンちゃんも走り回れる間取りに。

こちらの事例を詳しく見たい方はコチラ(Chula la..)

 

3.大きな洋服収納(ウォークインクローゼット)が欲しい

お洋服を沢山お持ちの方や、ご家族分のお洋服を全て1か所に収納したい方、洋服に限らず日用品などすべての収納をそこに集約したい方等々、、使い方に合わせて収納の計画をします。

4.書斎や趣味部屋、書庫をつくりたい

お客様のアイデアと個性が炸裂する空間です。

 

壁一面の本棚やガレージのほか、リビングにフライフィッシングの道具“フライ”を制作する専用スペースを設けられた方もいました。

詳しくは事例ページのこちら(FLY)をぜひご覧ください。

 

 

5. 広めの土間をつくりたい
土間スペースを広くとることで、玄関収納としてだけでなく、趣味の空間、打ち合わせスペースやギャラリーetc. 多彩な使い方ができます。

 

 

↑書斎と収納を兼ねた広い土間スペースを作った事例
こちらの事例を詳しく見たい方はコチラ(ma)

さて、ここまでよくご要望いただく間取りの要素をご紹介してきましたが、打ち合わせの場では、やはり人それぞれだなぁと感じることが多いです。

広い空間でのびのび暮らしたい方、あえてコンパクトな個室が落ち着くという方。

「収納がたくさんほしい」という方もいれば、逆に「できるだけ物を持たずに暮らしたいので、収納は最小限にしたい」という方もいらっしゃいます。

また、最近では雑誌やSNSを参考に「こんな感じにしたい」と具体的にイメージを伝えてくださる方も増えてきました。
そうしたご要望に対しては、物件の条件やご家族の暮らし方を伺いながら、できる限り理想に近づけられる方法を一緒に探っていきます。

お客様にとっての最適を探し当てる時間は、リノベーションの計画の中でも、最高に楽しく、難しく、やりがいのある瞬間です。

 

 

お客様のお話を伺うなかで「そういえば…」とこぼれる何気ない一言が、間取りのヒントになることも。

そのため私たちは、かなり細かいことまでお尋ねすることがあります。
「ドライヤーって、どこに収納されていますか?」
「洗濯物って外に干しますか?」
そうした問いを通して、お客様自身も気づいていなかった暮らしのリズムやこだわりが見えてくることがあるからです。

ちなみに、あるお客様が「サバゲーが趣味なんです」とお話しくださったときは、興味深すぎて思わず前のめりにお話を伺いました。
最終的には寝室の壁一面をサバゲー道具のコレクションウォールに仕上げることになりました。

 

 

こちらの事例を詳しく見たい方はコチラ(ajito)

ちょっと話が脱線してしまいましたが、とにかくお伝えしたいのは、固定概念にとらわれず、ご自身の心地いい・楽しい・快適につながる感覚を、どんどん掘り起こしていただきたいということ。

間取りを考える出発点は「自分がどんなふうに暮らしているか。何が好きか。どういった環境を心地いいと感じるか」を改めて棚卸しすることかもしれません。

・家にいるとき、どんな時間を大事にしているか
・朝の支度はどんな風に進めているか
・帰宅後は、何を、どんな順番で行っているか
・現在の暮らしの中で、何にストレスを感じているか

こういった日常の風景を振り返ることで、自分にとってどのようなスペースが必要で、どんな動線が生活しやすいかをイメージしやすくなります。

また、現在の住まいの不満点を洗い出すことも、快適な間取りを考える上での重要なヒントになります。

具体的に暮らしや動線をイメージするのは難しく感じられるかもしれませんが、いただいた情報をもとに組み立てていくのは私たちの仕事なので、ご安心くださいね。

おしゃべりを楽しむように、気楽にお話いただけたら大丈夫です!

繰り返しになってしまいますが、一般的に要望の多い間取りが必ずしも正解というわけではありません。

ASTERのこれまでを振り返ってみても、すべての事例が、その方の生活に合わせて誂えた、世界にたったひとつのオーダーメイドです。

次回からは、実際のリノベーションの事例をご紹介します。

「こんなふうに“好き”を形にしているんだな」と、自由な暮らしぶりの一部を感じていただけたらうれしいです。

それでは、また次回のJOURNALで。

 

 

 

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